2007年06月15日

六甲オリエンタルホテル

 六甲オリエンタルホテルが、今日6月15日をもって閉館になる。

俺が生まれる前からずっとあったホテルが、長い仕事を終えるわけだ。

また一つの歴史が終ってしまった。

 ガキの頃、飲んだくれの親父が、たまに買ってきてくれたオリエンタルホテルのパン。

コレが大好きやった。

6畳1間に5人が暮らす、貧乏人家族の俺らにとって、あのパンはサイコーに美味く、サイコーに贅沢な代物やったかもしれない。

いつか自分の金でこのパンを食って、こんなパンを出すホテルに泊まってみたいと思っていた。

俺には憧れのホテルやった。

日本中にもっと豪華なホテルはあるやろうし、高いホテルもあるし、格式高いところもあるやろう。

でも俺にはココが一番の憧れやったわけだ。

 26のとき、たった1度だけ泊まった。

好きな女と2人で1泊だけ・・・また来ようと言うてたのに、その後その子とは2年ほどの付き合いの後に別れた。

それから18年・・・何度も来るチャンスはあったやろうに、近所過ぎてなかなか行く機会もないまま・・・閉鎖になるって聞いたのはつい最近。

4月から縮小営業してたなんて知らんかった。

こんなことならもっと行っとけば良かった。

と言うても今更遅い。

俺みたいなやつがもっとおったら、閉館になんかならんかったやろうになぁ。

オリエンタルホテルは何個もあるけど、俺にとっては六甲だけなんやけどなぁ。

また一つ思い出の場所が消えていく。

時代は止まることはない。

行きたいと思ったら行っておく。

やりたいと思うことはやっておく。

過ぎてしまえばどうにもならないってこと・・・でもあの時、1度だけでも泊まって良かった。

ガキの頃の憧れの場所に行けたんやから・・・。
posted by マグナム北斗 at 11:28| 大阪 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 不定期更新「マグヤン暴走日記」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 何だか胸がキュンとしました。思い出の場所て、もう一度行きたくても、なくなってたりいろいろ変わって立ち入ることができなくなってたり。その前に様々な事情で行けないとかあります。
 私にも、たぶん誰にでもそんな場所あると思います。そんな場所には自分だけの思い出の人とか、その時の情景とか、自分のあこがれと幸せがつまってるから、ほんとはもう一度行っても違和感があるかもしれないですけど…
 行きたい時に行っておく。基本はそうですね。勇気を出して、そうしようかな。今、私の目に浮かぶのは、亡くなった父がいた頃の思い出の場所です。その前に小さい子供にもどって、泣いてしまうでしょうけれど。
Posted by Rinn at 2007年06月15日 13:34
こんな僕でも、ありますよ似たような思い。


ガキの頃ずっと親に買ってもらってたケーキを、女に自分の金で買ってやったことを思い出します…
Posted by M.Noge at 2007年06月15日 23:56
>Rinnさん

 行けなくなったり、無くなってから気付いたりするものなんでしょうね。

なんか閉館に合わせて泊まりに行くのもどうかと思ったりしてしまいます。

何度も行ってりゃ別ですけど、たった1回やから複雑な気もしますが、やっぱり憧れの場所は憧れの場所なんですよね。

>M.Nogeさん

 誰にもそんなことってあるんでしょう。

マニュアルじゃない引き出しがないやつはアカンてことですわ。

そんな気がします。
Posted by マグやん at 2007年06月16日 00:57
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