2014年11月07日

ウインナーコーヒー

 子供の頃から喫茶店にはよく行った。

風呂屋の帰りにお父ちゃんは、自分が立ち呑み屋で一杯やりたいから、俺をいつもの喫茶店に1人で待たせた。

ジュース飲んどけと言われたら、ミックスジュースを黙って飲んで待っていたのは、まだ幼稚園にも上がる前だった。

ホンマはチョコレートパフェくらい食べたかったが、お父ちゃんの選ぶものに逆らえなかったので、黙ってジュースを飲んでた。

 オバちゃんもよく風呂屋の帰りに喫茶店に連れて行ってくれた。

俺がフルーツパフェを食べたいと言うと、オバちゃんはこう言った。

「喫茶店はお茶を飲むところやで。そんなんこんなとこでパフェなんて食べる子は、滅多に来られへん田舎の子か、貧乏な子がたまの贅沢でしか食べへんねん。オシャレな街の子はそんなん食べてへんで。アンタ、カッコ悪い子やなぁ。」

そう言われたのは幼稚園の頃やったか。

それ以来、大人になるまでパフェを食ってる人を見ると、喫茶店に入ったことない人やと思うようにして、一度も食わなかった。

ある時、ふと気付いた。

パフェは値段が高いから、頼ませないために俺に嘘を教えたってことに・・・

ただその頃には、酒ばかり飲んでたので、甘いものを食うこともなくなっていたのだが・・・

 中学生の頃、何人か集まって出かけることになり、コトブキやったかユーハイムやったかタカラブネかどっかで待ち合わせたのだが、当時の校則では生徒だけで喫茶店に入るのは禁止されてて、当然入ったこともない奴はよぉ〜入らんと入口で戸惑ってたが、俺は喫茶店でモーニング食ってから学校に行ってたくらいなんで、気にせず彼らを連れて行った。

彼らはチョコパやらフルパやらプリンアラモードやら小倉ホットケーキやら、とにかく当時の俺からしたらダサいことこの上ないもんばっかり注文するので、一緒にいる俺までダサい奴と思われてはかなんので、とにかく知り合いちゃうでって斜に構えて「ホット頂戴」と言ってやった。

ホットってなにって聞かれたので、ホットコーヒーの略やと教えてやった。

その頃からとにかくエェかっこしいやった俺は、その時好きやった子もおったんで、この時人生で初めてブラックで飲んだ。

「えぇ〜、お砂糖とミルク入れへんの?大人やなぁ〜」と言われて嬉しかったが、死ぬほど苦かったのを覚えている。

 そんなとき、行きつけの喫茶店で教えてもらったのがウインナーコーヒーだった。

これならブラックでもクリームが溶けてきて甘さが徐々にしみて来るし、何より当時の子はそんなにウインナーコーヒーを知らなくて、炒めたウインナーが入ってるって教えたら信用した奴何人もおるくらいやから、なんか変わったもん飲んでる感じでエェやないですか。

俺はそない思ったわけですわ。

先日、喫茶店でウインナーコーヒーを久しぶりに飲んだら、そんなガキの頃のことを思い出しました。

アイリッシュコーヒーもよぉ〜飲んだなぁ。

デートの度に飲んでた気がします。

砂糖を入れないのがエェカッコやったんかどうかはわからんけどね。
posted by マグナム北斗 at 18:43| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定期更新「マグヤン暴走日記」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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