2006年12月14日

人生変えちゃう夏かもね?

 西田ひかるが歌ってた『人生変えちゃ夏かもね』とは何の関係もなく、人生変えちゃった冬の話。

 俺がAV男優から漫才に転向した後のこと。

当然、漫才では食えないんで飲み屋でバイトをしてたんよね。

バイトと言っても態度はデカイし、灰皿交換もしなけりゃオーダーも取れない、客としゃべって酔っ払って倒れてるという、一体ナニしに来てるねんて感じのバイトやったんやけど、仕事してるなぁって思わせるのはカラオケコーナーの司会してるときと、高いボトル入れさせた時と、ショータイムのとき。

いやぁ脱ぎました。

ショータイムと言っても、メチャメチャ豪華な衣装と洗練されたダンスとかやなくって、かっこイイのもあるにはあるけど、大半はギャグって感じのネタで、俺は当然といえば当然の如くコメディ担当。

しかも脱いでばっかりと言った感じやった。

まぁ、AV男優マグナム北斗のナマのチンチンが出てくるから面白いわけで、客が見たいものを見せるのが仕事ってもんなわけなんやね。

 その日は丁度この時期で、どっかの会社の忘年会の2次会か3次会やったんやろうなぁ。

団体で男女合わせて20人くらいやったやろうか?

かなり酔ってる人もいたけど、とにかく忘年会の〆にショーでも見ながら笑って帰ろうってことやったんやろうね。

この時期、景気も良かったから店は満タンでショーも3ステージくらいしてたんやけど、この回もその団体が異様に盛り上がってくれたおかげでメチャメチャうけてて、こっちのテンションも上がってたんやろうなぁ。

いつも通りっていうかマグナム砲を披露した後、江頭2:50のようにその団体の席に乱入したんよ。

よくやったのは頭にチンチン乗せて「ちょんまげ」ってやつ(昔、ロリータ18号の打ち上げで、風邪気味のドラムの子の頭に氷嚢代わりにしてやったら、彼女たちのアルバムのレビューにしっかり書かれてしまった。ちなみに俺が人生初で、2度目はウド鈴木らしい。)と、子供の頃に肩叩いたときに指を立ててて、ほっぺたに当たると笑ったりするのあったでしょ。

まぁ、アレをチンチンでやるわけですよ。

 20人のグループに乱入したら当然、悲鳴が上がるわけですよ。

女の子なんか「ギャーッ!」って逃げるから面白いんですよね。

確か男のエライさんみたいな人の頭でちょんまげやって、その後はチンチン持って女の子まわりをあっち行ったりこっち行ったりしてたときに、一人だけ盛り上がってない女の子がいたんですよ。

酔っ払ってるのか何なのか、一人だけ大人しい。

こういう子を見ると燃えるんですよ・・・芸人としては。

なんとか盛り上げたかったんで、狙いをその子のほっぺたに定めて、思いっきり俺のマグナム砲と顔に近づけたんですよ。

そしたら・・・驚きました。

ナニすんねんて感じでした。

他の客も全員、これから起こることは予想もせずに大盛り上がりを見せてたわけですよ。

それやのに・・・。

大人しかった彼女の顔にチンチンを近づけると・・・突然、彼女がパッとこっちに振り向いて、いきなり何を思ったのか俺のマグナム砲にしゃぶりついて咥えたわけですよ。

そして2度3度と上下に頭をグラインドさせたんですわ。

一瞬、店の中が凍りついたように“シーン”となって、思わず俺は彼女の口からチンチンを引き抜いて、逃げるようにステージに戻ったんよ。

そうするしかなかったって感じやね。

後のショータイムは何をやっても大してうけず、その団体も何となくバツ悪くなったのか、ショーの最中に帰ってしまったんよね。

そやけどわからんもんやなぁ・・・一番大人しくて静かにしてた女の子がいきなりやもんなぁ・・・そりゃあ引くのは当たり前か。

次の日から彼女はどんな顔して会社に行くんやろうなぁ・・・?

男と違って女は酔っ払ってたでは済まへんやろうなぁ・・・なんてこと考えてたら、しばらくしたら彼女が一人で飲みに来たんよ。

なんでも次の日辞表を出して会社を辞めたんやって。

元々、イヤやなぁと思ってたけど、アノ瞬間突然ドーでも良くなって、あんなことしちゃったけど、自分でもなんであんなことしたのかわからないって言うてたわ。

長く積み上げてきたものが、たった1回のフェラチオで全てが終わってしまったんやからなぁ・・・。

あの時俺が、チンチンを彼女の顔にもっていかなかったら、こんなことにはなってないんやろうなぁ・・・なんてチョッと責任も感じたりしてたら、彼女が言うんよ。

「一度、ホンマもんを味わってみたかった・・・」ってね。

そんなん言われたらなぁ・・・しゃあないやんなぁ・・・。

発作的とはいえ、俺のをナマで味わいたいというピュアな心が、人生変えてしまったわけやから、ここは一つ俺が心だけでも癒してあげないと男がすたるやないですか。

やりましたよ・・・持てる力を全て出してやりました。

一所懸命やったからでしょうねぇ・・・ズイキの涙を流してましたよ。

 その後、彼女がどうなったのか知りません・・・やったらドラマなんやけど、彼女ハマってしまいましてねぇ。

俺が仕事も紹介してあげまして、立派な風俗嬢になりましたよ。

そして俺の大事な客になりました。

稼いでくれましたねぇ・・・人生変えちゃった冬のことでした。

posted by マグナム北斗 at 11:09| 大阪 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 自虐的エッセイ『忘れられない女の話』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
愛は人を救いますね・・・。素敵なお話です。
その女性の方にとってはきっとよい人生の転換だったのでしょう。そして、そんな彼女に救われる人もいるのでしょう。
Love comes around and goes around....
Posted by 山葵娘 at 2006年12月14日 11:39
ただ一度のことが、その後を変える。そんなことって人生にはあるんだと、身にしみます。
人生は一度きりですものね。だからおもしろくて哀しいんです。
Posted by Rinn at 2006年12月14日 12:42
>山葵娘さん

 良い転機だったかどうかはわかりませんが、大きな転機だったことには間違いないでしょう。
今頃どうしてるんでしょうか・・・?
多少、気にはなりますが。

>Rinnさん

 一度しかないからホンマに楽しくて、悲しくてつらくて面白いんでしょうね。
そう思ったら結果より経過って大事なんかもしれませんね。
Posted by マグやん at 2006年12月14日 16:23
人生変わる時って多分、一瞬なんでしょうね
自分がやりたいと思った事をやって行くのが
1番いいんでしょうね☆
Posted by かっちゃん at 2006年12月14日 21:44
>かっちゃん

 そう・・・一瞬やから間違ったり、後悔したりするんですよ。
でも熟考しても間違うなら、瞬間の刺激に身を任せたいもんです。
Posted by マグやん at 2006年12月14日 23:50
いや、深いお話です。
行動は一瞬だけど、ずっとイヤやなぁと考えていたことだ、ってのは、まるで夏目漱石の
『こころ』じゃないですか。
人の背中を、トン、っておせるチンチンはそうはありませんよね。
マグやんの面目躍如じゃないですか。(^^)
Posted by ハーモニーマニア at 2006年12月15日 06:34
>ハーモニーマニアさん

 そうか・・・背中を押せるチンチンか?

俺は跳び箱を飛ぶためのロイター板くらいに思ってました。

あるいはボクサーが減量した後の飯って感じか?

まぁ、俺らしいって言うことにしときますよ。
Posted by マグやん at 2006年12月15日 09:53
ウケますね。ちょんまげ経験は無いので一度はマゲしてみたいものです。

なにをきっかけに天職がみつかるか、わからんですねぇ。。。
Posted by ナナ様 at 2006年12月15日 21:09
>ナナ様

 人は自分の足でハードルを飛び越えたとき、一皮剥けるんやないでしょうか。

ちょんまげをすると熱が下がりますよ。

何事も経験ですわ。
Posted by マグやん at 2006年12月16日 00:26
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