2010年01月12日

エアメールの女ノリコ

 男優になりたての頃、俺は西武新宿線の鷺宮ってトコに住んでいて、四畳半一間の風呂なしトイレ共同っていうかなりボロい部屋にいたんよ。

男優で儲かりだしたんなら、エェ部屋にでも引越せば良さそうなもんやけど、元々住むところに頓着のない俺は、近所のぽうく亭ってとんかつ屋に集まる若い連中なんかと遊ぶのが楽しくて引越しもせず儲けては使いの生活をしていたわけ。

それこそ仕事から帰ってくると誰彼なく連れて近所で飲み歩いてました。

そりゃバブル期で景気も良かったからよぉ遊んだよ。

一緒に遊んでる連中とは草野球チームを作ったり、後は毎晩飲み歩いたり・・・学生とか浪人がほとんどやったけどねぇ・・・みんな付き合い良かったよ。

 そんな連中と飲むときには居酒屋とかだけでなく、近所のスナックによく行ったんよ。

その中にあったのが鷺宮の駅前にあったエアメールって店。

若い子の多い店でねぇ・・・よく飲んで、よく食いました。

最初がチーママでそれから・・・数えたら怒られそうやから辞めとくけど・・・。

 ある時、俺がいない日に仲間が飲みに行ったみたいで、その時タローってやつが1人可愛い子が入ってエライ気に入ったって言うてたんよ。

そしたら見に行くかってことになって、タローも誘ってやったらテスト前かなんかで断りやがったから、しゃあないから俺一人で行ったんよ。

 どの子かはスグわかったわ。

若いって聞いてたし、新しい子やからスグわかる。

こいつやなって思った子がノリコやった。

たぶん店の名前は違ってたはずやけど、これは流石に忘れてしまった。

それなりに飲んだとき、俺はノリコに言うたんよ。

「俺のとこの若い子がオマエのこと気に入ってるみたいなんやけど、覚えてるか?」って・・・。

そしたら彼女は覚えてるけど、俺の方がタイプやって言うんよ。

タイプやって言われたらなぁ・・・そらしゃあないがな。

ほな俺と付き合うかって話になるのは普通でしょう。

タローが好きやって言うただけで彼女ちゃうからなぁ・・・取ったことにはならんがな。

 何故か一緒に俺の部屋に帰って、何故かしてしまったんよね。

まぁ自然の流れと言うか、なんと言うかねぇ・・・。

ただチョッとマズイことがあって、俺がいたしてるときにタローが部屋に遊びに来たんよ。

俺の部屋はたまり場になってて、鍵かかってないような部屋やったから、いつものことで遊びに来たんやろうけど、流石に気に入ってる子が俺の部屋で裸で寝てたら、そりゃ悪いやん。

今日は帰れって帰したわ。

悪いことしたなぁ・・・。

 まぁ、その後ノリコともしばらく付き合ったね。

他にもおったけど、それはそれってことで・・・。

彼女に言われたことで凄く覚えてることがあるんよ。

こんなことを言われました。

「最初の頃は凄く優しくて、この人はなんて優しいんだろうって思ってたけど、近頃は凄い手抜きでなんてぶっきらぼうなヤツって思うよ。」

反省しましたよ。

18の女にもわかるくらい適当やったってことでしょう。

エェ勉強させてもらいました。

適当にやるとわかるんですよ、女は・・・そんなつもりなかったんやけどね。

男優してたから、普段は手抜きをしたかったんかもしれません。

それじゃアカンてことですわ。

ちっちゃくて可愛かったけど、今頃どうしてるんやろうね。

あの時みたいに細いはずはないやろうけど・・・。
posted by マグナム北斗 at 19:10| 大阪 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 自虐的エッセイ『忘れられない女の話』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
唖然 呆然…
色々知って…ショ―――――ック
…思い出って綺麗になるんだね…
良かった
Posted by チビのり at 2010年01月13日 21:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。