2009年02月19日

わが愛しのプロレスラー・・・ブルータス・“ザ・バーバー”ビーフケーキ

 一時期WWF(現WWE)には何故か職業をそのままリングネームにしている選手がいた。

最も有名なのは“墓掘り人”ジ・アンダーテイカーなのだが、他にも“革剥ぎ人”スキナー、“借金取立人”リーポマンなどがいるが、日本では到底現れることはないだろう。

リングネームが墓掘り人やら革剥ぎ人なんてのがいたら、当然人権団体から文句付けられるのは間違いないし、そもそも実家がそれでも言わないだろう。

大体TVで○○屋って言っただけで職業差別と受け取られて、「ただいま不適切な表現があったことをお詫びします」って言われるんやから、どう考えても無理な話なのだ。

ところがアブドーラ・ザ・ブッチャーなら放送出来るから不思議である。

彼のキャッチフレーズは“黒い呪術師”であるが、名前の中にそんな表現はなく、直訳すればアブドーラって名前の屠殺人てことになるわけで、会場でブッチャー、ブッチャーとコールしてる人は屠殺人、屠殺人と呼んでる事になるのだが、そんなことはとやかく言われないわけで、まぁ小人プロレスとは表現出来なくてもミゼットプロレスと呼べばなんてことはないという、非常にあやふやなところがなんとも日本的と言えば日本的だとは思うのだが・・・

 今回紹介したいのはそんなことではない。

ブルータス・“ザ・バーバー”・ビーフケーキのことだ。

ザ・バーバー・・・要は散髪屋さんのことである。

プロレスと散髪屋が何の関係があるのだろうなんて考えてはいけない。

本人がバーバーだと言ってるのだからバーバーなのだ。

パンパンの何か薬物を打たなきゃ作れないような肉体に派手なヒラヒラが付いたロングタイツ。

穴のあいた部分からは薄いストッキングのような生地が見えて非常にゲイが好きそうな感じがするコスチュームに、何故かクビには派手な蝶ネクタイ。

そして手には巨大なハサミを持って入場してくるのだが、どう見てもあのハサミは散髪屋じゃなくて植木屋の枝切りバサミにしか見えない。

これのどこがバーバーなのかよくわからない。

 そして試合は特に目立つ動きをすることはなく、決めるところは両手でおやすみポーズを取った後のスリーパー・ホールドがフェイバリットホールドだ。

スリーパーだからおやすみなのだとアホでもわかるシンプルさ・・・しびれる。

しかし、彼の見せ場はその直後にやってくる。

失神させた相手に対して、巨大ハサミをシャカシャカやりだすと会場は熱狂の坩堝に陥る。

そんなホラー映画あったなぁと思ったりもするけど、俺が昔出たレイプ物のエロビデオでもそんなことやったような気がする。

何でもエェけどこれからがバーバーの本領発揮で、その巨大ハサミで髪の毛でも切るのかと思ったら、巨大ハサミを普通のカットバサミに持ち替えて、相手の髪を切り始めるのだ。

これがバーバーってことか・・・技術も何もあったもんじゃない。

しかも後々やり直しやすいように毛先だけをカットしている。

決して後に丸坊主にしなくても良いようにしているところがプロなのかもしれない。

ビーフケーキはハルク・ホーガンの弟って触れ込みだったが、ホントのところはわからない。

エド・レスリーと言う名で来日もしているが、泣かず飛ばずだった。

それがバーバーになってプチブレイクして、WCWでディサイプルになった頃はよくわからなかった。

今は何してるのかもわからないが・・・アメリカのどこかで散髪屋でも経営しててくれたらサイコーである。

屋号はもちろん『バーバー ビーフケーキ』なら通いたいもんだ。
posted by マグナム北斗 at 16:15| 大阪 ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | エッセイ「リング下の風景」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
100%ホーガンの弟ではありませんよ!
言い切っちゃうとこが大好きですが。
僕が散髪屋をもし開くとしたら、屋号は絶対ビーフケーキにすることでしょう。
Posted by M.Noge at 2009年02月19日 18:15
「小人プロレス」が昔、最高にインパクトあって好きでしたが、今は文句出るんでしょうねえ…。
「プロレスラーは大きい」の規制概念を根本から崩したのは素晴らし過ぎます。
Posted by マグナムファンです。 at 2009年02月19日 20:05
>M.Nogeさん

 絶対実の兄弟でもなければ、義理の兄弟でもないでしょうな。

それを言い切るのがプロレスです。

『理容ブルータス』では違う人に間違われるからなぁ・・・。

>マグナムファンです。さん

 あんな面白い身体を張った芸が、たった一人の偽善者の発言によって抹殺されたわけです。

悲しい話ですよ。
Posted by マグやん at 2009年02月20日 12:58
 ビーフケーキは「ガチムチ」ゲイの俗称ですよ。筋肉ムキムキのゲイのヒトをそう呼びます(笑)こちらでは、電話番号をアルファベットで表記する事もあるんですが、ゲイ用のデートラインとかは555-BEEF(2333)みたいな感じです。

 もちろん、女性でムキムキマンが好きな人もI love Beef Cakeといいますが、一般的にゲイ用語です。それと、「床屋」というのもハッテン場/交流場として「男の世界」を意味する隠語でも使われるので、バーバー・ビーフケーキときたらもうそれしか無いでしょう(笑)今でいうところの、男色ディーノ的名前って感じですね。
Posted by 山葵娘 at 2009年02月21日 10:45
>山葵娘さん

 そんな隠語の意味があったんですか。

それは知らんかったなぁ・・・。

バーバーがハッテン場でビーフケーキがガチムキゲイの俗称・・・オマケにブルータスでしょ。

という事は物凄くゲイですと名乗ってゴールデンタイムに出てたわけやね。

なんてフランクなんやろう。

アメリカ的やねぇ・・・やっぱりオモロかったんやね。
Posted by マグやん at 2009年02月22日 08:37
宗教観の違いがあるのだろうけど、
アンダーテイカーの恐さ、なかなかテレビから伝わってこない。
あのレッスルマニアの連勝記録、凄いです。

そうそうビーフケーキ、ホーガンの弟の話。
当時は本気で信じ込んでました。
でも、全然似てないような気がしてなりませぬ。
しかも、レスリングになってなかったような気がするし。

プロレス全盛時の異名、いい時代ですよねぇ。
いまのレスラーも異名を名乗ってほしいです。
そしてプロレスの人気復活を!
Posted by ピコ田中 at 2009年02月22日 09:49
>ピコ田中さん

 プロレス兄弟って結構いたよね。

グラハム兄弟とかルージョー兄弟にガービン兄弟・・・全部フェイクでした。

最近は未知の競合がいないからねぇ・・・異名をつけるくらいのも来ないってことでしょう。

こんなんやったら、もっと面白くなるのにねぇ。
Posted by マグやん at 2009年02月23日 15:29
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